沈黙の瞑想とプチ断食の意味

今年の沈黙の瞑想は、
3月20日、春分の日、お彼岸の中日に行います。

瞑想は、もともと言葉を使わずに、
同じ空間と時間を深く共有することによって
師から、または一緒に瞑想している仲間から、
そして個人の普段の能力を超えた
次元の智慧から学ぶ要素が強いものです。

ガイドのある瞑想に僕が出会ったのは
アメリカに1980年代初期に渡ってからでした。
それまでは、インドでも、日本でも、チベットでも
最小限の瞑想方法を
事前には説明されたりするものの
実際に瞑想が始まるとじっと座ることでした。

ガイドのある瞑想も効果的ではありますが、
やはり知識に惑わされない、そして
言語のない瞑想には大変な力が備わっています。

その沈黙の中に、「師」が誘導や調整があったり
指示や示唆があったり、教えがあったりします。
それを明確に感じることができるかが
学ぶ方の鍵でもあります。
こうした実感というか顕現(manifestation)が
あるかないかは瞑想の大きな質の違いになります

昨年までの沈黙の瞑想は、
個々の瞑想の状況を尊重することと
グループのエネルギーに集中してきました
今年は、
もっと明確に「教え」「調整」というものを
意識して行おうと考えています。
いくつかの明確な方向はすでにあります。
それがどこまで伝わるのか
とても興味深いところでもあります。

何かしらの参加者の瞑想の
レベルアップにつながることと信じています。

1日中瞑想するといっても、
坐禅、立禅、歩行禅、椅子、
動く瞑想(簡単な気功)、横臥瞑想などの
様々な瞑想を混ぜて行いますので、
身体的は全く無理がありません。

例えば、25分座禅をした後に
10分の歩行禅があったり、
次のセッションは、
椅子で45分の瞑想をしてみたりします。

プチ断食は、前日19日の夕飯を少量にするか、
食べないで、20日の朝食も
水だけにしていただきます。
一応バナナと水は準備しておきますが、
水以外は取らない1日です。
そして20日の夕食も軽めにしていただきます。
断食(ファーシティング)については、
終わった後に説明したいと思います。

1日のスケジュール的な事は
以下のように考えています。
状況によって変わることはあります。

9:00ー9:45   沈黙の瞑想のやり方、進め方などの説明と質問
9:45ー11:30  瞑想(座禅、立禅、歩行禅、などを組み合わせる)
11:30ー12:15 歩行禅、無言で東京大神宮にお参り
12:30ー15:00 瞑想
15:00ー15:30 横臥瞑想
15:30ー16:30 瞑想
16:30ー17:00 最初のサウンズ、ファスティングについて。その他まとめ。

春分の日(お彼岸の中日)を、
心と身体を静かにして、1日を過ごしてみませんか。

***

『沈黙とプチファスティングの一日 The Silence Meditation Day 』
【日時】2024年3月20日(水祝) 9:00~17:00
【場所】千代田区内 ※詳細は後日メールにてお知らせします。
【講師】大内雅弘

◎詳細とお申し込みはこちらから
https://taozen.jp/workshop/silence-meditation-day2023/

2024-03-16T20:39:13+00:00 2024年03月16日|