突然ですが…問題です!!
下の写真はいったい…どこでしょうか??
正解は…
… …
イタリア トスカーナ にある「ラ・カピターナ」です!!
きれいな邸宅ですよね~
さて…
なぜ、この写真を出したのかというと…
ここは、昨年のタオゼンリトリート(in ヨーロッパ)を行った場所だからです(笑)
実は…私も昨年、初ヨーロッパで、リトリートに参加してきました。
リトリートには、色々な国の方がいらっしゃり、年代も国も職業も様々な人達と、寝食をともにしながら1週間ほど、瞑想や太極拳などをしながら過ごします。
私は…
結構な人見知りだし、英語も全く話せないのですが…
なぜか参加しちゃったんですよね…。
でも…
英語を全く話せない私だからこその体験をしたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
まず…
リトリートが始まって早々…
私は早くも、ホームシックにかかりました(笑)(笑)
やっぱり、言葉が通じないことがストレスで、「あぁ…早くこの状況から抜け出したい…」と思っていました。
心はやさぐれ、完全に拗ねも入っていました。
でも…
そんな私にも…
心待ちにしていたプログラムがありました。
それは…
「沈黙の行」
要は…
1日半ぐらい、食事の時も…クラス中も…指導する時も…全て言葉は話さず、沈黙で行う日があるのです。
言葉の通じない私にとって、言葉を使わなくて良い日があるなんて…
それは…まるで…オアシス!!
私は、この日を指折り数えて待っていました。
そして…
待ちに待った、沈黙の日当日!!
沈黙の日がスタートした瞬間から、今まで閉じていた私のハートはオープンになりました(笑)
一生懸命に言葉を理解しようと(聴き取ろうと)しなくていいから、余裕ができて、素直に笑える。
そして、ジェスチャーや表情や雰囲気やハグやタッチなどで、コミュニケーションをとっていくので…
なんだか…
不思議と…自然と距離が近くなっていくのです。
ハグしている時間や…力加減や…密着感や…体温や…空気間や…
そんなことで、不思議と相手の感情が伝わってくるようでした…。
その時…
私は…
自分の行動を思い返して、ふっと思ったのです…
「言葉に固執していたのは…私だった…」と…
そして…
「はたして言葉は本当に正しい事を言っているのだろうか…」とも思いました…。
よく…ありませんか??
言葉では「嫌だ!関わらないでよ!」
って言っておきながら、態度は「かまってよ~!」みたいな事(笑)
あれも…
言葉は、その人の本音とは違う事を言っていますよね。
ついつい、私は相手の言葉だけにとらわれ、それを信じてしまうけど…
言葉以外の情報の方が、その人の本音や本質を表現しているのではないか…
これって、チネイザンにも言える事だと思うのです。
クライアントの言葉だけを聴いていると、その人の本音や本質にたどり着けない事が多くあるように思います。
言葉ではない情報…
それはお腹からの情報であったり…
表情であったり…
佇まいであったり…
雰囲気であったり…
一緒にただ過ごす時間であったり… …
そんな、言葉を使わない表現や時間の方が、より豊かで本質的で、深いコミュニケーションが生まれるのではないかと思うのです。
だから…
チネイザンは…
言葉を使わない、究極のコミュニケーションの一つなのかもしれませんね…。
そんな素敵体験ができるリトリートが、今年も9月にイタリアで開催されるそうです!
興味のある方はこちらから!!↓
小谷野 和子
作業療法士として10年以上リハビリの仕事に関わる中で、身体の症状の奥には心(特に感情)の問題が大きく関わっていると強く感じるようになり、「臓器と感情の関係」にアプローチするチネイザンに興味を持ち、10期チネイザンプラクティショナー養成コースに参加。2016年12月にプラクティショナーとなり、現在は作業療法士&チネイザンプラクティショナーとして活動中。